アイヌ語の会話本。しゃべる機会がないと思うけど

書店の語学コーナーでちょっと本を見ているとこんな本がありました。
 
 
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「ニューエクスプレス アイヌ語」。中を見るとアイヌ語がカタカナ表記で書いてありました。調べてみるとアイヌ語はもともと表記する文字を持たないようです。
 
それはともかく。アイヌ語、北海道に住むアイヌの人たちがしゃべる言葉なんでしょうが、アイヌの人たちも日本語をしゃべるようになって、この言葉事態が絶滅してしまい、しゃべる人がいないんでは?
 
ウィキペディアによると、2007年の推定では、約1万5000人のアイヌの中で、アイヌ語を流暢に話せる人は10人しかいなかったそうです。
 
それでもアイヌではない人たちの中にも、アイヌ語を勉強しようとする人が増えてきている、とのことで、こういう本も出ているようです。
 
それはそれでいいけれど、いったいこの言語を覚えてどこで使うんだろう。不思議に思います。覚えてもアイヌの人たちでも、まともにアイヌ語をしゃべれる人が10人、ほとんどのアイヌの人たちは日本の人たちと同化して、ふだん日本語をしゃべれるでしょ。わざわざ、アイヌ語を覚えても、アイヌという言語をしゃべる人たちがいないではないですか。
 
しかも、これを出版しても出版社は儲からないんじゃない、と余計な心配してしまいました。実際、しゃべる機会がないような言語はとてもじゃないが、勉強する気になれません。
 
その点、タイ語は実用的ですね、と私は思います。